癒し Healing

癒し

裕がもっとも苦労したのが癒しです。そもそも癒されるという意味もわかりませんでしたし
他人の言葉なんぞで癒されるなんてことは皆無だと思っていました。

はじめは色々なセラピー本を読みました。
花 ダメ
音楽 ダメ
絵 ダメ
お香 ダメ
動物 ダメ

それまでの癒し(ストレス発散)といえばお酒を呑む事でした。
しかし安定剤を飲んでる限りお酒はNG
好きなカラオケは狭いところが怖くなっていたので逆効果なので当初はNG(後に復活)

病気になった当初はリラクゼーションに大変苦労しました。インターネットに出会うまでまだ1年以上ありましたし
とにかく情報がなかったのを覚えてます。

最初にお香に手を出しましたがにおいがとにかくダメで癒しどころではなかったです。
花や絵画も試しましたがまったくもって理解できずダメでした。
音楽は今思ええばだいぶ助かった気がしますが当初はヒーリングなどを聴いてても「何がぁ?」って感じでした。
動物、いわゆるアニマルセラピーですがあまり動物が好きではなかったのでやはりダメでした。

宗教などにも手を出しかけましたが怖くてやめました。

そのうち癒しってなんだろう?と疑問を抱くようになりました。
裕の癒しの定義は「好きなことを適度に楽しむ」という結論でした。
当たり前といえば当たり前なのですがこれすらわかりませんでした。

それから興味のあった陶芸教室や胡弓教室などに適度に通いました。結構、楽しかったです。
現在も行きたいのですが多忙なため中々行けません。これじゃダメですね。

南久美子さんとの出会い

毎日の日課の散歩をしていた時にふと町家造りのギャラリーと出会いました。
玄関には「ご自由にお入りください」と書かれてました。
なんとなく入ってみたら真正面に「猫が一升ビン片手にがんばれへんときもある」と漫画と言葉がかかれた作品が
目に飛び込んできました。衝撃はすごいものでした。
僕が欲しかった言葉がここには沢山ある。もう夢中になって作品を見学させてもらいました。
「がんばれへんときもある」
「もうすぐよくなるきっとよくなる」
「だいじょうぶ」
「なんとかなる」

これが癒されるということなのかもしれないと気づきました。
南先生もたまたま居られたので色々とお話を伺えたのも良かったです。すごく幸運だなって感じました。
先生はあの時のことは覚えておられないでしょうが僕は一生忘れることはないと思います。

病気で一番辛いときだったから

やはり心の傷を癒してくれるのは時間ではなく人との出会い、そして繋がりではないでしょうか?

裕は休職中に沢山の人と知り合いになれました。今でもとても大切な方々です。
みなさんに強制するつもりはありません。
ですがせっかくの長期休暇ですから沢山の人々と出会うのもよいかもしれません。
裕にとって「人との出会いこそが最大の癒し」でした。


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